2014年8月18日月曜日

続・夏休みにナノ銀素人実験を試してみる

前回、ナノ銀による放射線低減効果を試す素人実験を行おうとして、材料を揃えたは良いが、最初のカリウムの放射線測定のところで躓いた話を書きました。

どうやら、ただでさえ弱いカリウム40の出す放射線を手持ちのエアカウンターSで測るのは無理だったようです。かと言って、せっかく入手したナノ銀コラーゲン溶液をこのまま使わずにいるのも勿体無い・・・と思って、別の実験をやってみたところ、意味ありげな結果が得られたので、まだまだ不正確な実験ではありますが、書いておきます。

ちなみに、利用しているナノ銀コラーゲン溶液は、UFS REFINE社の販売しているものを純水で薄めて、20μg/mlの濃度に調整されたものです。元が160μg/mlなので、8倍に希釈されていることになります。20μg/mlの濃度を選んだのは、「ナノ銀による放射線低減効果とナノ銀濃度の関係」に記したように、色々な濃度の溶液の中で最も効果があったものだからです。

仮説と実験内容


  • 素人仮説で、ナノ銀粒子は、放射性物質の崩壊を加速する効果があると想定してみます。そうだとすると、カリウム40がナノ銀コラーゲン溶液に浸された時に、少しの間だけ、通常より多くの崩壊が起こり、通常よりも強い放射線が計測できるのではないでしょうか。
  • この仮説に従って、カリ肥料にナノ銀コラーゲン溶液をかけた時の放射線量を計測してみる事にしました。要するに、カリ肥料にナノ銀コラーゲン溶液をぶっ掛けたら放射線量が上がるかどうか確かめてみよう、という事です。

1回目の実験


  • 浴槽実験を繰り返して疲れていたので、1回目の実験はとてもお気楽に行いました。浴槽など用いず、ガラス瓶の中にカリ肥料を4gほど取り、その上から目分量で数ccくらいのナノ銀コラーゲン溶液を垂らして線量計を見ていました。
    ガラス瓶に入った4gのカリ肥料とは以下のような感じです。
  • 最初の数分間は、0.05~0.08μSv程度の放射線量でした。
  • 混ざり具合が悪いのかと思って、容器のままグルグル回してみたり、少し左右に振ってみたりしたところ・・・急に放射線量が上がり始め、最高で0.14μSvくらいまで上がりました。しかし、その高線量の時間は長く続かず、1分もしない内にまた0.05~0.08μSv程度の放射線量に戻りました。
  • これが、本当にナノ銀による放射性物質の崩壊加速によるものなのかどうかは分かりません。たまたまその時に空間線量が高くなったのかもしれませんし、何か測定器にノイズが入ったのかもしれません。とは言え、もしかすると、本当に一時的な線量増加があるのでは・・・と期待を持たせる結果でした。



    2回目の実験


    • 少なくとも外部からの放射線の影響を少しでも取り除くため、防水された冷水筒の中にナノ銀コラーゲン溶液をかけたカリ肥料のガラス瓶と測定器(エアカウンターS)を入れて、水を張った浴槽に沈めて、その計測値を見ていました。
    • 今回使ったカリ肥料の量は約12gです。前回よりも多目にしました。またナノ銀コラーゲン溶液も少し多目に10ccくらい入れました(全て目分量といういい加減さです・・・笑)。
    • 実験時間は合計で10分間です。実験中、見えないところにタイマーを置いてしまったので、以降の時間は全て感覚頼りの不正確なものです。冷水筒を押さえるのに両手を使っていて、タイマーの位置を直せなかったのです。
    • 1回目と同じく、最初の数分間は0.05~0.08μSv程度の放射線量でした。
    • 痺れを切らして、1回目と同じように、冷水筒をグルグル回したり、傾けたりしました。
    • そうした所、急に放射線量が上がり始めました。エアカウンターSでは10秒ごとに測定値が更新されるのですが、0.08→0.09→0.10→0.13→0.14と1分間くらいかけて最高0.14μSvまで放射線量が上昇しました。
    • その後は、すぐに降下を始め、0.05~0.08μSv程度の元の状態に復しました。



      実験のまとめ


      • とても不確かな実験ではありますが、2回とも急な放射線量の増加と減少が見られました。今までにも時々0.14μSvくらいのスパイクが出ることはあったのですが、2回目の実験では、1分間くらいかけて徐々に0.14μSvまで上昇しており、これまでのスパイクとは違うとの印象を持ちました。
      • この放射線量増加の特徴は以下の通りです。
        (1) ナノ銀コラーゲン溶液とカリ肥料を混ぜてから起こるまでに数分はかかる。
        (2) 放射線量の上昇は1分間程度しか見られない。そのため、長い時間の平均値になると、エアカウンターSでは見えなくなる。リアルタイムに表示値を見ているしかない。

      以上が今回の実験の結果です。
      ご覧になった通り、不正確な要因は幾つもありますし、何かのノイズを拾ったという可能性もあります。この結果だけで何かが言えるという訳ではありません。

      しかし、2回の実験で全く同じような線量増加が見られたので、ナノ銀によって放射性物質の崩壊が加速されたのでは・・・という疑いを更に強く感じるようになりました。逆に、不用意に大量のカリ肥料に対してナノ銀コラーゲン溶液を入れるのは、強い放射線を出す危険性があるのかもしれません。今後の実験では気をつけたいと思います。

      ちなみに、浴槽の中に沈めた冷水筒の中のエアカウンターSの表示値が、10秒毎に高くなって行くのを見るのはなかなか刺激的な光景でした。


      以上


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