2012年8月12日日曜日

原発パブコメ出してきました

今後の原発のあり方について、政府が意見募集しています。通称パブコメ。以下に出し方が丁寧に解説されています。今日の18時が締め切りだったので、慌てて提出してきました。
http://publiccomment.wordpress.com/

以下、私の提出した意見です。
<概要>
私は原発ゼロシナリオを選択します。更に、クリーンで持続可能なエネルギー源の開発のために、常温核融合への研究開発促進策の立案と実行を国に要求します。
<意見>
エネルギー・環境に関する選択肢 パブリックコメント
私は原発ゼロシナリオを選択します。

原発は、その運用の中で汚染や被曝を生み出すだけでなく、処理技術が開発されていない放射性廃棄物を後世にツケとして残します。私達が今を快適に生きるために、私達の子どもや孫の世代に膨大な負債を押し付けるべきではありません。即刻、原発を停止し、火力発電等の代替策で2〜3年を凌ぐと共に、新しいエネルギー源開発のために全力を尽くそうではありませんか。
今まで、このような新エネルギー源開発は不可能だと思われてきました。しかし、23年前に発見され、当時は間違いだったと思われた常温核融合(コールド・フュージョン)の実現性が急速に高まってきています。今ではLENR(低エネルギー核反応)やCMNS(凝集体核科学)と呼ばれるようになった常温核融合は、核エネルギーを取り出す非常にエネルギー密度の高い反応であるにも関わらず、従来の原子力や熱核融合と異なり、放射性廃棄物を出しません。しかも、原材料はニッケルや水素など、誰でも入手できる素材であり、寡占による高価格化や枯渇を心配する必要がありません。さらに、非常に小さい装置で反応を起こせるため、家庭用や車載に適した数KW〜数十KWの発電装置を作ることができます。
常温核融合は、1989年にポンズ博士とフライシュマン博士によって発見されましたが、その後、追試の再現性が悪かったために、発見は誤りだったと一般的に信じられるようになりました。しかし、否定できない実験結果が出ていると考えた一部の研究者は、ニセ科学との謗りに耐えながら今日まで着実に研究を進めてきました。今日では3000本以上の論文・レポート等が集積され、200以上の追試で常温での核反応が検出されています。日本でも高橋亮人博士、小島英夫博士、水野忠彦博士、荒田吉明博士など著名な研究者が活躍され、大きな成果を生み出されています。
参照:常温核融合論文ライブラリ http://lenr-canr.org/
2011年1月に、イタリアのボローニャ大学で行われたアンドレア・ロッシ氏の常温核融合装置の公開実験でキロワットレベルのエネルギー発生が検証された事によって、それまで実験室レベルに留まっていた研究が、実用化に向けて一気に加速されました。現状では、既に数社のベンチャー企業がビジネスに向けて活動しており、2012年8月には、ナショナルインスツルメンツ社のプライベートイベントであるNIWeek 2012でも常温核融合研究への貢献が大きなテーマとして取り上げられました。
■各社のWebサイト

常温核融合によって、発電コストは1キロワット時当たり1円以下になると予想されています。実用化への可能性が認知されれば、世界中の産業や社会を変えていく原動力になることは間違いありません。今回のパブリックコメントでは原発について3つの選択肢が示されましたが、常温核融合の力が認知されれば、原発ゼロ以外にありえません。国に対しては、常温核融合の研究開発促進策を求めますが、さらに、国家のエネルギー戦略自体の見直し、国家のビジョンの変革を進めていただきたいと思います。

参考資料:
■常温核融合論文ライブラリ
■常温核融合国際学会
■常温核融合国際学会第17回
■日本の常温核融合研究会
■未来を築く常温核融合 Jed Rothwell 著 
■常温核融合フロンティア 2011  高橋 亮人著
■米国Defense Intelligence Agencyの評価レポート



以上

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