2016年12月4日日曜日

微生物によってセシウムからバリウムへの元素変換を起こす実験動画

2016年10月10日に微生物によってセシウムからバリウムへの元素変換を起こす実験記録を含むビデオがYouTubeに公開されました。E-Cat Worldにも以下の記事で紹介されました。


この動画は以下になります。動画の中の音声はロシア語のようでさっぱり分かりませんが、英語のキャプションが付いているので内容をある程度理解できます。


動画全体として、放射性のCs-137を非放射性のバリウムに変換するとして説明されていますが、実験に使われているセシウムの扱い方を見ると、非放射性のセシウム化合物を使っているように見えます。ヴィソツキー博士の以前の発表でも、非放射性セシウムからバリウムへの変換を報告していたので、おそらく、この動画の実験でも非放射性のセシウム化合物を扱っているのだろうと推測します。

以下、時系列で大まかな見どころを示します。

https://youtu.be/eCXBNWuNODI?t=20s
最初に出てくるのはBreakTrough Technologies社のCommercial DirectorであるJulia Minakova氏です。この方の名前を初めて知りました。商用化を考えている企業だとすると、非常に興味深いですね。

https://youtu.be/eCXBNWuNODI?t=2m42s
ここから実験の紹介です。半減期30年が270日になると書いてあります。

https://youtu.be/eCXBNWuNODI?t=2m58s
Murygina V.P. , PhD of biological scienceが登場して、培養液の準備をしています。
セシウムとして紹介される白い粉が出てきます。非放射性の炭酸セシウムあたりを想像します。

https://youtu.be/eCXBNWuNODI?t=5m5s
Sergey Gaidamaka, Chief engineerが登場して、微生物を培養液に入れて、封入しています。

https://youtu.be/eCXBNWuNODI?t=6m40s
時間が経過してから、ピペットに溶液を取り出して分析に回します。

https://youtu.be/eCXBNWuNODI?t=7m12s
96時間後にとった溶液を蛍光X線分析した結果が示されます。

https://youtu.be/eCXBNWuNODI?t=7m28s
結果、セシウムは検出されず、バリウムが検出されると言っています。


以上

2016年11月27日日曜日

モスクワで開かれた常温核融合の研究会

EGO OUTの記事で知りました。2016年11月24日にモスクワのPeople's Friendship Universityで常温核融合の研究会が行われ、その資料とビデオが公開されたとのこと。(以下の記事の日付はタイプミスだと思います)


プログラム部分を抜粋したのが以下です(赤字は引用者によります)。微生物やレーザ照射による核変換の話題があったのが、たいへん興味深い点です。
1. 16.00-16.10 Alexander Alexeevich Prosvirnov (VNIIAES- All Russia Sxientific Researh Institute for the Atomic Electrostation) News in Cold fusion and LENR 
2. 16.10-16.50 Stepan Nikolaevich Andreev (Dr. Phys-Math, Inst General Physics, Moscow), Alla Kornilova,(Dr. Lomonosov State Univ), Vladimir Alexandrovich Koshcheev (All Russia Scientific Research Institute for inorganic Materials named after Bochvar) "Non-linear quenching of radioactivity of Cs-137 in biological systems and at laser ablation in liquids
3. 16.50-17.20 Yuri Nikolaevich Bazhutov(Dr. Phys-Math, Kurchatov Inst, Moscow) Thermal Generator based on plasma elctrolysis giving more than 200% excess energy 
4. 17.20-17.50. Alexander Georgevich Parkhomov (Dr. Phys-Math, Moscow) Low Energy Nuclear reactions in nickel-hydrogen systems
5. 17.50-18.20. Anatolii Ivanovich Klimov (Russian Academy of Science, Moscow) Plasmoidal sources of energy and the transmutations of chemical elements
6. 18.20-18.50. Discussions of the experts

元の情報は以下にあります。Google翻訳の精度が上がったので、日本語訳を載せています。



以上

Financial Times誌がWoodford's Investment社による約50億円の常温核融合投資をレポート

Financial Times誌が英国の投資会社Woodford's Investment社がIndustrial Heat社に約50億円($50M)を投資していたことを報じました。要するに、ロッシ氏の常温核融合装置E-Catの将来性に約50億円を賭けたということです。

実は登録が面倒でこの記事の本体を読んでいないのですが、内容を簡潔にE-Cat Worldが以下の記事にまとめてくれています。



E-Cat Worldの記事によると、FT誌の記者は常温核融合に非常に懐疑的な書き方をしているようです。自分で深く調べないと分からないでしょうから、これは仕方ないとして、ロッシ氏が出したコメントが興味深いです。
Andrea Rossi
November 25, 2016 at 10:43 PM
Roslyn Abrams:
Woodford visited the plant during the test in February 2015 and in September 2015: when they invested 50 million dollars in IH the sole license and intellectual property that IH had was the one of Leonardo Corporation. The top level officers that Woodford sent to visit the plant during the test had at their disposal the first and the second querterly report made by the ERV. The fourth and last quarterly report, as well as the third, were substantially equal to the first and the second. IH has also paid the invoices related to the first, the second and the third report of the ERV. Eventually, they did not pay the fourth report, because they said it was not correct. But it was equal to the former three, related to the period during which IH collected funds from their investors. At the end of the second visit to the plant of 1 MW during the test, in September 2015, the senior officer of Woodford said to me the following precise words: ” Congratulations, Dr Rossi, we saw great stuff here”.
Warm Regards,
A.R.
このコメントによると、Woodford's Investment社の人間が2015年に2回、ロッシ氏の常温核融合発熱プラントを訪れたそうです。そして、2回目の訪問の最後には、ロッシ氏に対してお祝いの言葉「 Congratulations, Dr Rossi, we saw great stuff here」を述べたそうです。

以上

2016年11月21日月曜日

ナノ銀による放射線低減現象の研究とは (通称:ナノ銀除染)

別のブログに書いた内容と同じです。むしろ、こちらのブログの方が適している内容なので転載させていただきます。

WCEC会議でのFrancesco Celani博士の講演資料

2016年11月1日~4日にジュネーブでWCEC(World Clean Energy Conference)の会議が行われたとのこと。


この会議の中で、Francesco Celani博士とNicolas Chauvin氏が常温核融合(LENR)研究の近況を報告したとのメディア・リリースが出されています。


この報告書が以下のURLにて公開されています。
http://www.hydrobetatron.org/files/316---Pres.-WCEC-2016D1_Pubb.pdf


骨子は以下のページにあります。Celani博士は私見と断った上で、日本-中国-インドは連携する可能性があると見ているようで、このグループとの連携を将来の取りうる候補の一つに挙げています。


この資料では各国の常温核融合研究の状況を概観してくれているのが、全体状況の理解の助けになります。ちなみに日本は常温核融合研究の最も盛んな国として認識されています。

また、最後の方にある以下のページはたいへん興味深い。特にHHOガスについて1ページを使って言及しています。HHOガスの奇妙な振る舞いにはLENRとの類似点があると指摘しています。


以上

2016年11月4日金曜日

北村晃博士と土屋賢一博士によるICCF20報告書

北村晃博士と土屋賢一博士によるICCF20の報告書がJCFのサイトに公開されました。

URL: http://www.jcfrs.org/file/iccf20-report.pdf

最初のページには仙台の開催会場の写真が載っています。仙台駅から歩いて5分程度の所にあり、周りには飲食店も多数あってたいへん便利な会場でした。

以上

2016年10月30日日曜日

「日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術」に凝集系核反応

日経BP社から「日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術」という本が刊行されました。
題名の通り、世界を変える100の技術について1つずつ概要を説明した本です。その最後の100番目の項目に「凝集系核反応」が取り上げられています。


目次は以下のようになっており、第7章の最後に100「凝集系核反応」が挙がっています。早速、Kindle版を購入して「凝集系核反応」の部分だけ読みました(笑)。おそらく、このブログを読んでおられる方々には既知の情報だと思いますので、100番目の項目だけが目当てなら買うまでもないでしょう。ただ、こういった一般的な書籍に凝集系核反応(常温核融合)が登場してきたのは素晴らしいことだと思います。今後の日経BP社の取り組みに期待します。



以上